ベトナム旅行

ベトナム旅行の注意点・マナーまとめ。チップは必要?文化・習慣の違いに気をつけよう。

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日本とベトナムは同じアジアに所属していますが、言語も違えば文化も異なります。旅行中にトラブルに巻き込まれないためにも、こちらの記事で事前に基本的なベトナムの文化や注意点を予習しておきましょう。

ベトナム人の国民性

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ベトナム人は親日派で優しい方が多い

親日派なのにはいくつかの理由があります。ODAによる日本政府からの援助や、バイクなどをはじめとするの高品質な日本製品への信頼性、ベトナム語に訳された日本のアニメや漫画などが理由です。また手先が器用で勤勉な方が多く、向上心も高いです。また、家族や友人などのつながりを大切にします。特に生まれたときから「かわいい」「カッコいい」など言われて育つので、自尊心(プライド)が高いです。そのため、ミスがあっても認めず、集団の前で怒られたりするのを嫌う傾向にあります。また、年上や目上の人に対しては礼儀正しく振る舞わなければならないと考えられています。

 

・真面目で勤勉、手先が器用。

・プライドが高く、ミスを認めない。

・家族のつながりを大事にする。

・年上の人に対して、敬意を払う。

治安に関して

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治安は比較的良いが、軽犯罪には気をつける。

大きな事件が起きることは稀にありますが、町中なら女性でも深夜を過ぎなければ一人で歩けます(ただし、遠出はしないように)。しかしながら、スリやひったくり、置き引きなどの軽犯罪に巻き込まれることはあるので、十分に注意しましょう。一人旅の際には、ちょっと席を外すときでも貴重品・荷物の管理を徹底しないといけません。日本ではなくベトナムにいるという自覚を持った行動を心がけましょう。特に旅行中に気をつけなければならないのが、ひったくりです。「自分は用心しているかあ関係ない」と思われている人ほど、気をつけたほうが良いです。

・スマホを持ちながら歩かない。

・写真を撮ったりしたらすぐにカバンにしまう。

・カバンは必ずたすき掛けにする。

政治に関して

公共の場でベトナム(特に政治)の批判はしない。

ベトナムの正式名称は「ベトナム社会主義共和国」です。その名の通り、社会主義国であり、共産党の一党独裁体制となっています。民主主義国家の日本だと馴染みがなく、「独裁政治」と言うと人によっては悪い印象があったりする人もいるかと思いますが、旅行する際にはそこまで問題はありません。1986年にドイモイ(刷新)という政策が提起されてからは、いわゆる資本主義の側面が見えだしているため、初めてベトナムに来た人は社会主義国という認識に違和感を感じる人もいるはずです。ただし、現政府を批判するような言動を公の場でするとベトナム人・外国人問わず、逮捕される場合もあります。なので、ベトナム旅行中にはベトナムの政治関連の話をするのはやめましょう。

・公共の場で政治の話はしない。

食事に関して

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日本と同じ米食・箸文化のため、ほとんどのマナーは一緒

屋台や高級料理店など関係なく、ベトナムでは洗い残しやホコリが付着していることがあるので、スプーンやフォーク、箸や食器などは食べる前にティッシュなどをもらい拭きましょう。一見、ティッシュで拭く行為はマナー違反と思われるかもしれませんが、ベトナム人も普通に行うので気にしなくてOKです。日本では無料で使えるおしぼりなども、ベトナムだと有料の場合があります。ただし1,000vnd~2,000vnd(約5円~10円)程度なのでそこまで高い金額ではありません。また、フォーなどのスープが入っているお椀に口をつけるのはマナー違反です。スプーンやレンゲなどを使用して、スープは飲みましょう。高級料理店やレストランなどでは大皿・大椀で料理が出てきて、小皿・小椀に取り分けますが、屋台や食堂などではスープ用の椀は出てこないことがあります。その場合は、ご飯を半分ほど食べた後にお茶漬けのようにして食べるか、ご飯を食べきってから、空のお椀にスープを入れて飲みます。

・スプーンやフォーク、箸などは一度ティッシュで拭く。

・おしぼりはほとんど有料。

・お椀に口はつけない。

お金に関して

ベトナムドンは桁が多いので要注意。計算のコツを覚える。

ベトナムの現地通貨はベトナムドン(VND)です。2018年現在、大体20,000VND≒100円くらいです。桁が多いので最初が慣れないかもしれませんが、簡単な計算のコツがあります。ベトナムドンを見た時に、後ろの0(ゼロ)を2つ取り、2で割った数字が大体日本円換算になります。以下、ベトナムドンと日本円換算の早見表です。

ベトナムドン⇔日本円換算早見表

ベトナムドン(VND)⇔日本円換算早見表

1VND=約0.005円
200VND=約1円
1,000VND=約50円
10,000VND=約50円
20,000VND=約100円
50,000VND=約250円
100,000VND=約500円
200,000VND=約1000円
500,000VND=約2500円
1,000,000VND=約5000円
2,000,000VND=約10000円

また、我々に日本人には馴染みがないチップの習慣も徐々に根付き出しています。ベトナム人同士でチップを渡すこともあるので、ここでは相場感覚を身に着けておきましょう。

チップの相場まとめ

レストラン・カフェなど基本的には不要。お釣りの少額(1,000VND~5,000VND)を渡す程度。
ホテル1日ごとのベッドメイキングの際に20,000VND/1名程度。
荷物を運ぶポーターは、運んでもらったら20,000VND/1回程度。
タクシー基本的に不要。お釣りの少額(1,000VND~5,000VND)を渡す程度。
ツアーガイド(英語)20,000VND~50,000VND/1ツアー程度。
ツアーガイド(日本語)基本的には不要。満足なら50,000VND~200,000VND/1ツアー程度。

また、お金の状態に関しても要注意です。ベトナムでは昔コインが使用されていましたが、2018年現在は廃止され、全てお札となっております。種類によっては非常に破れやすく、破れているお札や、一度破れているのをセロハンテープなどで止めているお札は会計時に受け取りを拒否されます。旅行者と思われると破れているお金を渡そうとしてくる悪い人もいるので、必ず受け取りの際は確認し、破れているお札を受け取らないように注意しましょう。

・ベトナム人同士でもチップを渡す文化がある。

・チップの相場を覚える。

・破れているお札は受け取らない。

市場や路上、お土産物屋での買い物

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料金交渉は妥協が大切。何でも安く出来るわけではない。

ホーチミンで1番有名なベンタイン市場(Ben Thanh Market)では、Tシャツ1枚あたり200,000VNDが半額の100,000VNDになったりします。物にもよりますが大体言い値の半額くらいになります。しかし、値切り交渉を楽しみたい場合は朝一番は避けましょう。なぜなら、ベトナムでは「一番最初に買い物をするお客様が多く購入するほ、その日の商売の運気が良くなる」と信じられているため、聞くだけ聞いて買い物をしないと嫌な顔をされます。また、市場以外での屋台やお土産物屋での買い物は基本的には安くなりません。端数を切り捨ててくれることはあっても、「フィックスプライス(定価:値段交渉ができない)」と言われることがほとんどです。値段交渉は双方の歩み寄りが大切なので、自分の中でも妥協できる金額をあらかじめ用意しておきましょう。

・朝方は避ける。

・最終的に半額くらいになると想定して、まずは3分の2くらいの価格から言ってみる。

・半額くらいになりそうになかったら、帰る素振りをしてみると引き止められる。

交通に関して

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歩道は比較的安全、道路を横断する際は要注意!

バイク天国のベトナム。昔と比べれば車の数も増えてきており、交通ルールも厳しくなってきています。都市部の大通りには歩道が設けられているので、歩道を歩くだけなら特に事故に遭うようなことは殆どありません。稀に歩道に乗り上げて運転するドライバーもいるので、バイクの音がしたら気をつけましょう。

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しかし、道路を横断する際は日本以上に注意が必要です。ベトナムには信号機がありますが、信号無視、逆走、見込み発信などのバイクが多く、青信号でも安心できません。左右前後の確認を徹底してから、手を上げて歩行アピールをしながら横断しましょう。また、横断する際は、決して走らず一定のスピードを保ちつつ足早に横断しましょう。なぜなら、バイクのドライバーは歩行者のスピードを予測して、後ろを通ったり前を通るようにしています。そのため急に走ったりすると、逆にバイクと衝突してしまう可能性があります。

・歩道を歩く際も、後方からのバイクには気をつける。

・道路の横断中は急に走ったり、後戻りをしたり、立ち止まらない。

・道路を横断する際は左右前後の確認を徹底。

・バイクならバイクに避けさせる。車が通る場合は、車を先に通らせる。

住所に関して

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ベトナムは住所が1番重要。建物の名前より住所を控える。

ベトナムの住所は「番号」、「通り」、「区画」、によって構成されています。例えば、ホーチミンで有名な歴史ある5つ星ホテル「Majestic Hotel(マジェスティックホテル)」の場合、住所は下記のようになっています。

ベトナム語表記:「số 1 Đồng Khởi đường, Quận 1, Hồ Chí Minh,

英語表記:「#1 Dong Khoi Street, District 1, Ho Chi Minh City」

これは、「1(番),ドンコイ通り,1区,ホーチミン」ということを意味しています。ベトナムでは建物の名前よりもこの住所のほうがとても重要です。というのも、タクシーのドライバーなどをはじめ、多くの人々はよほど有名でない限り建物の名前とその場所を把握できていません。ビジネスの場面でも建物の名前を使うことはありますが、いちばん重要なのは「◯番、◯◯通り、◯◯区」この3つの情報です。そのため、旅行の際には滞在先や行きたい場所の住所をしっかりと事前に把握しておきましょう。ほとんどのホテルやゲストハウスなどにはホテルカードがあるので、もらっておきましょう。

番号:ベトナムでは通りを挟んで奇数番号・偶数番号となっています。

住所を確認した際に、目の前の建物が100番なら、隣は98番・102番となります。なので、行きたいお店やホテルなどが「293番の〇〇通り」にある場合は、まずは目の前の建物が奇数番号からはじまっているのか確認しましょう。もし偶数番号ならば、通りを挟んで反対側に移動しましょう。

通り:ベトナムの通りの名前は過去に活躍した偉人や出来事の名前などが使用されています。

例えば、Dong Khoi(ドンコイ)は「一斉蜂起」という意味で、1959年から1960年の間に、ベトナム共和国の大統領政権に対し、メコンデルタで有名なベトナム南部にあるベンチェー省にて、住民が決起した出来事の事を指しています。

区画:区画同士は必ずしも隣通しになっているとは限らず、それぞれバラバラに点在しています。

南部ホーチミンは24区画、北部ハノイは29区画に分かれています。区画に関して気をつけておきたいのは、先述の番号や同じ通りが区画ごとによって存在するということです。例えば、「Nguyen Trai(グエンチャイ)」という通りはホーチミンの1区と5区をつなぐ細長い通りがありますが、「số 100,Nguyen Trai/(100番のグエンチャイ通り)」は1区と5区の両方にあります。そのため、何区にあるのかまでしっかり把握しましょう。

まとめ

日本とは似ている部分もあれば、知らなかったでは済まされないこともあります。

海外旅行をする際に色んな考え方がありますが、1つのテーマとして僕は「その国の人々や文化に対して敬意を払うことが大事」だと考えます。発展途上国であるベトナムを含めた東南アジアでは「日本だったらありえない」なんていうシチュエーションに多々巻き込まれることがあります。しかしながら、その国で生活している人々にとっては当たり前で、むしろその国のことを事前に調べていなかった自分が悪いと思うべきです。

この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

ABOUT ME
あたぱえ秀丸
大学卒業後、そのまま東南アジアの現地旅行会社で働き出した28歳です。元バックパッカーとしての経験と、在住歴5年の知識を活かして東南アジアを一人旅する人向けに役立つ情報を発信していきます。